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チャイルドケア 1

執筆者: 石尾ひとみ 2014年12月23日 火曜日

こんにちは。
いつもペアレンティングホームの応援してくださり、ありがとうございます。
私は、チームペアレンティングホームのなかで、「子育て支援」について担当しています
「こどもの森ほいく舎」の石尾ひとみと申します。
どうぞよろしくお願いします。

今回はペアレンティングホームで採択している「モチベイティブペアレンティング」について、
少しだけ書きたいと思います。

「モ、モ、モチベイティブ?ペアレンティング?」
聞いたことのない言葉という方がほとんどだと思います。

モチベイティブペアティングとは、
「こどもが自らの心から発生する動機によって
正しい行動を取ることを支援しながら育てる」
ことを意味しています。

第一の特長は、
「子ども自身が、自分の心と頭で考え、何が正しいことなのか」
の答えを出すことです。
その具体的な方法は、
日常的な子どもの生活のなかでかわされる会話からはじまります。
子どもを叱ることで子どもを正しい方向に導こうとすれば、
子どもの心は「叱られるからやらなくちゃならない」
という否定的なイメージで、
整理整頓や勉強をするように行動習慣がついてしまいます。

一方、年齢に応じて言葉づかいには工夫が必要ですが
「どんな自分になりたいの?」
という問いかけに対して自分の心と頭で答えを出すと、
ほとんどの子どもは
「整理整頓のできる自分になりたい」
「勉強のできる自分になりたい」
と素直な気持ちを表すことができます。

「こどもの森ほいく舎」では、
このような会話やかかわりの実践を続けており、
ここで育った子ども達のなかにその素晴らしい成果が表れています。

そこで、ペアレンティングホームに定期訪問するチャイルドケアのスタッフにも、
このモチベイティブペアレンティングを理解していただき、
子ども達とふれあう短い時間でも、この実践をしているのです。

モチベイティブペアレンティングのもうひとつの特長は、
「自然に対する畏怖畏敬の心を育てる」というテーマにあります。
海や山、身近な動物に触れることで、
対人関係、
地域のなか、
国のなか、
地球のなかの自分の存在の希少性に気づき、
全体のために自分にできることは何か、
を自分で考えて行動をしていきます。
このような取り組みについては、
また機会をあらためて書いてみたいと思います。

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