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秋山×石尾対談

執筆者: 秋山怜史 2014年7月13日 日曜日

第一回目のコラムとして、ペアレンティングホームプロジェクト代表の秋山と、チャイルドケアを強力に支える石尾ひとみが、ペアレンティングホームについて、ざっくばらんに話してみました。日本では珍しい試みとしてスタートしたペアレンティングホーム。立ち上げ当初を振り返って思うところや、これからの展望について話します。

以下、対談全文

秋山:何かこう、印象に残った、入居者さんから言われたことってありますか?

石尾:そうですね。私たちから言うとくちはばったい気もするんですけど、やっぱりその、2年前に初めて入居した時に、3歳だった子が5歳になってる、1歳だった子が3歳になってるっていうのを、私たちも間近でみてきたじゃないですか。
私たちからみても、ああ~成長したな。体も大きくなったし、言葉ひとつとっても、友達を思いやる言葉がでてたり、そういうのも間近でみる事もあるんだけども、やっぱりそのお母さんから、「ペアレンティングホームに入ったおかげです。」って言ってもったときは、本当に嬉しいですね。

秋山:嬉しいですね~。本当に。

実は入居しなくても、ペアレンティングホームを応援してくれてる方ってすごく多くて、僕のところにも、ここの事業のことを聞いて勇気がもらえました、とか、別に自分がシングルマザーじゃなくても、こういうことがあることが本当にいいことだ、ということを分かってくれるというか、すごく感動してくれる方も多くってすごく意義のある事だなと思いますよね。

石尾:そうだね~。

秋山:これから、ペアレンティングホーム。やっぱり今は「シングルマザー」っていうのがすごく強くうち出されてますけど、やっぱり全ての子育て世代に、広げていきたいですよね。

石尾:そうですね。両親そろっても、ペアレンティングホームで子育てしようっていう、そういう方が増えてくるといいですね。

秋山:本当に。今はひとつの箱かもしれないけど、それがエリアに広がったりとか、そういったもっと子育てと仕事が両立しやすい、家だけじゃなくて地域環境というか、そこまでペアレンティングホームとしてやっていけたら最高ですよね。

石尾:そうですね。そして、ペアレンティングホームで育った子が、将来社会で活躍する時が来てね、そしてこう、証明してほしい、というか。

秋山:いや僕ね、絶対思うんですけど、すごいコミュニティじゃないですか。すごいコミュニケーション能力あがるじゃないですか。すごい人材に育つんじゃないかというのが、楽しみですよね。最初に入居した時の印象が強すぎて、今ちょいちょい会っても、ああ大きくなったなぁという感じなんですけど、彼ら彼女たちが成長した時に、「ペアレンティングホームで暮らしたから」とか言われたら泣いちゃいますよ。(笑)

石尾:そうだね。子供ってさ、親だけが育てるものじゃないじゃないですか。そんなこと誰でもわかると思うんですよね。親だけじゃなくて、色々関わってくれる保育者や、教育者、まあ先生だったり、友達も、あと先輩とか、やっぱりこう、自分が育った時を思い出しても、いちばん世話になったのは親なんだけども、でも意外とこう、印象的に残っているのは、血縁じゃなくて先輩とか、すごく尊敬できる大人の人だったりとか、そういうのがあるじゃない。
色んな人のおかげで、成長できたんだから、裏返せば、私はどんな子供でも、成長したら、他人に貢献できるような人物にならなければいけないと思うんだよね。だって自分は頼んでないのにたくさん貢献してもらっちゃってるわけだから。やっぱり自分が大人になった時、自分の等身大にできることをできる人にならなきゃいけないと思うんだよね。そういった当たり前の事が、喜びを持ってやっていけるような大人になってほしいですね。

秋山:それが、やっぱりペアレンティングホームでの暮らしがあったからというのでいけると、本当に嬉しいですね。

石尾:そうそう。それからお母さんたち両親も、子育ての、一見、辛く長い、厳しいと感じられるような仕事と育児の両立の日々も笑顔で過ごせた、ゲラゲラ笑いあって過ごせたってことを、ペアレンティングホームでの時代を、すごく愛しく思ってほしいですね。

秋山:うんうん。本当にそうですね!そんな感じで、私たちこれからも、ペアレンティングホームを続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ペアレンティングホームに入りたいとか、気になっているという方がいましたら、公式ホームページの電話番号なり、あるいはメールアドレスにメールをしていただくと、僕のほうに届きます。
今、4件あるんですけど、お仕事の近さだったり、希望のところ、やっぱり満室だったら入れないんですけど、内見していただいて、詳しく話を聞きながらというのは、いつでも受け付けていますので、入居したい、というところまではいかなくても、どんなものなんだろうというレベルから、お問い合わせいただければ、いつでも対応させていただきます。

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